浄化槽・くみ取便槽とは
浄化槽とは?
生活排水(台所、トイレ、お風呂、洗濯など)を微生物の働きで浄化し、河川などを汚染しない
ように処理する設備のことです。
倉敷市浄化槽水質管理実施要綱により、毎月の点検及び年に1回以上の「浄化槽清掃」が義務付けられています。
くみ取便槽とは?
トイレから出る排水を便槽に貯留し、便槽内のくみ取作業を行いながら使用する便槽です。
くみ取をしないまま放置していると、ハエや悪臭の発生などの原因になります。
生活排水 :台所、お風呂、洗面所などの排水
その他の雨水など:雨どいなどからの排水など
このうち、汚水と生活排水を川に放流する際には処理が必要です。
浄化槽の種類

浄化槽は、単独処理浄化槽と合併処理浄化槽の2種類があります。
単独処理浄化槽は汚水だけを処理します。
合併処理浄化槽は汚水と生活排水を一緒に処理します。ただし、平成12年度の浄化槽法改正により、新しく浄化槽を設置する際は合併処理浄化槽を設置することが義務づけられています。
また、既設の単独処理浄化槽も合併処理浄化槽へ転換の努力義務が定められています。
合併処理浄化槽のメリット
①環境にいい
生活排水をまとめて処理するので河川などの水質汚染を防ぎます。
また、イヤな悪臭や害虫を抑えられ地域環境を清潔に保ちます。
②災害に強い
本体が強化プラスチックで頑丈にできていて、
ブロア以外の機械類も少ないため壊れることがほとんどありません。
③くみ取費用が削減
くみ取作業が不要になり、くみ取頻度に応じた手間が削減できます。
④温水洗浄便座の取付が可能
便座が温められるため、寒い季節でも快適にトイレを使用できます。
くみ取便槽

くみ取便槽は、汚水以外の生活排水はそのまま河川へ放流されます。
周辺の水質汚濁や悪臭を発生させるだけではなく、河川・海の生態系に影響を与える原因の1つとなっています。
これらの対策として合併処理浄化槽への転換を推進しています。
※くみ取便槽から合併処理浄化槽に転換される場合、トイレも交換になります。
水質汚濁(すいしつおだく):水が汚れて、生き物や人間の生活に影響が出ることです。
浄化槽の正しい使い方・管理
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